オフロード向け!ブレーキパッドの交換

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セルフメンテナンスしやすい

オフロードバイクは自分でメンテナンスしやすいという特徴があるため、愛車の状態を守るためにセルフメンテナンスを実施している方が多いです。
オフロードバイクの場合は人によって乗り方が異なるため、何キロごとにブレーキパッドを交換するべきとは言えません。
数ヶ月でブレーキパッドが摩耗して交換が必要になる人もいますし、1年以上ブレーキパッドの交換をする必要がないと判断できる人もいます。
減り具合を確認したうえですり減っているようであれば交換するようにしてください。
ここではオフロード向けのブレーキパッド交換方法についてご紹介します。

参考:ブレーキパッド交換(フロント)

こんなに簡単なブレーキパッド交換

バイクのセルフメンテナンスに慣れていない方にとってはブレーキパッドの交換はかなり敷居が高いような印象を受けますが、実際にやってみるとこんなに簡単なものだったのかと拍子抜けするものです。
でも、ブレーキパッドは安全に車体を静止するために必要不可欠な部品なので、気を抜かずにしっかりと手入れするようにしてください。

まずは新品のブレーキパッドとマイナスドライバー、めがねレンチ、六角レンチを用意してください。
めがねレンチは10、12のサイズがあれば十分です。

めがねレンチを使ってキャリパーに付いているボルトをゆるめて取り外して下さい。
そして、ブレーキパッドを固定しているシャフトをマイナスドライバーでゆるめると蓋が外れます。
蓋を外すとシャフトの先が見えますが、シャフトを抜く前に古いパッドの隙間にマイナスドライバーを差し入れて回転させることでピストンが押し込まれて更に隙間が広がります。

シャフトを引き抜いてから古いブレーキパッドを取り外して下さい。
新品のパッドと比較してみると古いパッドの摩耗具合がはっきりわかるはずです。
これが完全に無くなるとバイクを痛める原因になり、正常に静止できなくなります。

新しいパッドをキャリパーに取り付けますが、先ほどピストンを押し込んでいなければ新品のパッドを取り付けることができませんのでご注意ください。
固定させるシャフトの蓋をマイナスドライバーで締め、キャリパーをバイクに戻すことになりますが、隙間がなければディスクローターに入らないのでマイナスドライバーを使ってパッドを傷つけないように注意しながら隙間を作ってください。

ディスクローターにキャリパーを取り付けしてしっかりとボルトを
締めると完成ですが、仕上げにブレーキレバーを何度か握ってブレーキ液を送り込むようにしてください。
この仕上げをしっかり行わなけば危険なので注意しましょう。

なお、リアのブレーキパッドについてはリアホイールを取り外す工程が必要になります。
アクスルシャフト、チェーンを外すという工程が難しそうに感じられますが、慣れるとそんなに難易度が高いものではないのでご安心ください。