なんか苦しそう…と感じたらエアフィルターの点検

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バイクの健康状態を左右する

最近、エンジンの回転を上げていくとなんだか苦しそうに動いていると感じるようになったら、エアフィルターの点検をしてみましょう。
オフロードバイクはただでさえ過酷な環境下で走行する機会が多いため、負担がかかりやすいものです。
頑丈な作りになっていると言われていますが、あまり酷使し過ぎると悲鳴を上げてしまうのも当然です。
エアフィルターはバイクの健康状態を左右する消耗部品でもあるため、エンジンの調子があまり良くないと感じるようになったらエアフィルターの点検を行って適宜清掃を行うことが大切です。

参考:湿式エアクリーナー洗浄

エアフィルターの清掃方法

エンジンの調子があまり良くないと感じるようになったら、エアフィルターの点検をしてみましょう。
エアフィルターは乾式、湿式、ビスカスタイプと3種類存在していますが、オフロードバイクの場合は悪路を走行することが多くて砂埃を吸い込む可能性が高いことから、湿式を採用している場合が多いです。
ここでは湿式のエアフィルターを清掃する方法をご紹介します。

エアフィルターを取り外す際にはエアフィルターボックスを開けてからエアフィルターを固定している金属を取り外すだけで簡単にエアフィルターを取り外せます。
湿式の場合はこのように取り外しが簡単で、清掃をすることで繰り返し使用できるのが大きなメリットといえます。
それだけオフロードバイクのエアフィルターは汚れやすいので、定期的なメンテナンスが必要なのだと考えてください。

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エアフィルターを清掃する場合には灯油などの洗い油を用いる場合もありますが、油汚れに強い強力な家庭用洗剤で代用しても良いです。
元々エアフィルターにはホコリを吸着させる目的でオイルが染み込ませてあるため、油汚れを落とす洗浄力が必要になるのです。
台所用洗剤でも洗浄できると言われていますが、やはり洗浄力は劣るのでどうしても台所用洗剤しか手元にないという場合には何度か繰り返して洗浄するようにしてください。

しっかり油汚れとホコリが落とせたら、すすいで脱水をしてから影干しで乾かしましょう。
乾かないうちに使用してはいけないので、どうしても急いで使用したいという場合にはもう一つスペアのエアフィルターを用意しておくのがおすすめです。
しっかり乾いてからエンジンオイルを染み込ませますが、あまり大量に染み込ませると空気が通らなくなってホコリを吸着できないため、表面がしっとりする程度に塗るようにしてください。

エアフィルターの清掃は走行する度に行うというものではなく、大体3000キロごとを目安にすることをおすすめします。
ただし、あまりにも砂埃が激しい場所を走行したなどの場合には大量にホコリを吸い込んでいるため、次回の走行時に支障が出る可能性があるため、しっかり清掃することをおすすめします。