ヘッドライトバルブとは
バイクのヘッドライト部分につけられているライトのことを「ヘッドライトバルブ」と言います。
現在のバイクの規格では、エンジンを入れると同時にヘッドライトがつくしくみとなっているので、もし電球が切れてしまった場合にはすぐにわかります。
古いバイクの場合は手動でヘッドライトをつけたり消したりすることができるものもありますが、既にヘッドライト点灯規格が導入されてから20年近くが経過しているので実質的にクラシックバイクを除く全てのバイクがヘッドライトが常に着く仕様となっています。
逆に言うと、常に点灯をするヘッドライトバルブはそれだけ寿命が早くなり交換をする手間が増えるということです。
バイク用のヘッドバルブは主に三種類があり「ハロゲン」「HID」「LED」となっています。
このうち最も寿命が短いのは「ハロゲン」で、最も長いのが「LED」です。
ハロゲンランプはいわゆる豆電球と同じフィラメントを使った仕組みで、長く使っているとこのフィラメント線が切れてしまうことから電気がつかなくなります。
発光と同時に熱も発生するので劣化しやすく、突然切れることもよくあります。
そのためいちいち交換する手間を省くためにLEDに交換する人が増えてきています。
既に新車として販売されている車両ではLEDライトが標準装備になっているものも増えてきているので、交換やカスタマイズが必要なのはそうではないバイクということになります。
ヘッドライトバルブの外し方・交換方法
ヘッドライトバルブの交換はそれほど難しい作業ではなく、工具なしか1本のみの工具で簡単に行うことができます。
クラシックバイクのような円型のライトが設置されているものは、前面部分を回転させることで簡単にカバーが取り外せるので内部にあるバルブを新しいものに交換すれば終了です。
やや難しいのがSSなどのカウルがついているもので、ライトを交換するためにはカウルの一部を外さなければいけなくなります。
無理にカウルを外そうとすると破損が起こってしまう危険があるので、取説を見ながら順番どおりに取り外していくようにしましょう。
交換時にはハロゲンからLEDに交換することもできますが、規格を合わせることができるかは事前に確認しておいてください。
修理工場に依頼する時の工賃目安
バイクのヘッドライトの交換にかかる費用としては、4000~6000円くらいが相場となっています。
ただし交換するバルブを高価なものにするとそれだけで費用がぐっと高くなります。
LEDにカスタマイズするときの最大の問題になるのが価格で、ハロゲンバルブが1000円程度が相場なのに対して、LEDは10000円を超えるものが多いので交換時にはそのあたりもよく考えて交換してみてください。