キャブレターが詰まった

キャブレターが詰まるとどうなる?

エンジンを始動させる時「なんかおかしい」と思ったことはありませんか?
アイドリングが不安定、ガソリン漏れが起きる、アクセルを戻してもエンジンの回転数がダウンしないなどです。
もしこのような症状があれば、キャブレターが詰まるなどの不具合の起きている可能性が高いです。

いきなり重症になることはまず考えられません。
軽微なトラブルがきっかけで、放置すると徐々に悪化するパターンが多いです。

キャブレターつまりの原因とは?

キャブレターが詰まるのは、主にガソリンの劣化が原因といわれています。
キャブつまりが奥の方で起きている場合、オーバーホールを行う必要が出てきます。

もしキャブレターの調子が悪いと思ったのであれば、どこか汚れや摩耗している個所がないか確認しましょう。
清掃をこまめに行うことで、キャブつまりの予防効果も期待できます。
特にジェット部分は燃料を噴射させるため、つまりが起こりやすいので注意が必要です。

ゴムパッキンの交換も必要

キャブレターの部品の中で、ゴムパッキンがあります。
ガソリン漏れを起こさないための重要な部品なのですが、どうしても経年劣化を起こしやすい箇所です。
定期的に交換しておかないと、キャブつまり以外にも様々な不具合を起こす恐れがあります。

たとえキャブつまりを起こしていなくても、パッキンが劣化しているようであれば交換したほうがいいです。
今は問題なくても、近い将来問題を起こす可能性があるからです。

キャブレターを洗浄しよう

もしキャブつまりを自力で何とかしようと思っているのであれば、本体の洗浄をしてみましょう。
まずはエンジンを始動させ、暖めます。
暖まったところで、エアクリーナーを取り外して、取り付け部分にキャブレタークリーナーという専用の洗浄剤を吹き付けます。
このままで5分くらい放置しておきます。

次にエンジンをかけて回転数を上げていく一方で、クリーナーを再度吹きかけましょう。
エンジンを止めて、さらに5分放置させます。

エアクリーナーを再度取り付けて、もう一度エンジンを始動させます。
この時クリーナーを含んだ煙が出てくるはずです。
煙が出なくなるまで、空ぶかしを続けましょう。

これでメンテナンスは完了です。
いったんまたエンジンをかけてみて、不具合が改善されているか確認しましょう。
もし状態があまり変化していないようであれば、オーバーホールにより修理が必要と考えられます。

オーバーホールは部品レベルに分解しなければならないので、高い専門知識が必要です。
自力で行うのは難しいですから、バイクショップに持っていて詳しくチェックしてもらいましょう。
長期間エンジンをかけないと詰まりやすいので、運転しなくてもエンジンだけは定期的にかけておくことで予防できます。