KTMの歴史

KTMブランドの誕生

バイクメーカーのKTMは、1934年にハンス・トゥルンケンポルツというエンジニアの手によって設立されました。
当初は「クラフトファールツォイク トゥルンケンポルツ マッティクホーフェン」という名称で、主に金属加工を行っていました。
1954年に先ほどの名称の頭文字をとって、KTMと呼ばれるようになりました。
そしてKTMブランドとしてオートバイの制作を本格的に手掛けていきます。

KTMでは長年にわたり、オフロードバイクの制作をしてきました。
その他にもロードスポーツバイクの製造も手掛けています。
さらにグループ会社まで含めると自転車やスポーツカーまで乗り物を多岐にわたって制作している会社でもあります。

オフロード車に強み

KTMはオフロードモデルに対して強みを持っているのが特徴です。
オフロード車のレースが世界中で行われていますが、そこで多数の実績を収めています。

例えばモトクロス世界選手権やダカール・ラリー、AMAスーパークロスでは素晴らしい成績を残しています。
このため、世界中でオフロードバイクメーカーの第一人者と見られるようになりました。
実際性能面や機能面における評価は世界的に見てもおおむね高いです。

進化し続けるKTM

KTMはすでに一定の業績を収めているのですが、進化を止めません。
特に1980年代に入ってエンジンの改良を進めていきました。
例えばそれまで空冷を採用していたのですが、水冷エンジンの開発を進めました。

さらに高い性能を安定的に引き出すことのできる2ストロークエンジンの改良を進められました。
エンジンパワーが増大することで、シャーシもそれに合わせて改良を進める必要があります。
例えばサスペンションユニットを重心から離れた場所に置くレイアウトに改めました。
こうすることで、運動性を今まで以上に上げることが可能になりました。

KTMの人気車種とは?

KTMのマシンは独特の特徴を有しています。
特にオレンジや黒、銀色のチームカラーは目立ちます。
さらにラジエーターシュラウドは明るいオレンジをバックにして、KTMのロゴが描かれているのは印象的です。
このKTMブランドが世界中のレースシーンを席巻しています。

790デュークは、スーパーモタードを得意としているKTMの真骨頂と呼ばれるモデルです。
ネイキッドバイク仕様で、排気量の割には軽量でコンパクトなフォルムに仕上がっています。

しかもパラレルツインが導入されているところも、大きな特徴です。
これはKTMの提供する市販車の中でも初の試みとして話題になりました。
パワフルで、どのような道でもスイスイ走行できるので爽快な走りを堪能できるでしょう。

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