キムコの歴史

ホンダの技術供与を受ける

キムコは台湾のバイクメーカーです。
設立されたのは1963年のことです。
キムコとは日本にゆかりのあるメーカーです。
というのもホンダから技術供与を受けて、当初バイクの生産を進めていたからです。

一時期には台湾でホンダブランドの一環として販売していました。
ホンダとは技術提携を結んでいた時期もありましたが、今は提携解消しています。

ただ今なお日本との関係は深いです。
例えばカワサキ製の二輪車の正規輸入販売を手掛けています。

スクーターに強み

ホンダとは30年近くにわたって協力関係にあり、その技術やノウハウを蓄積していきました。
今ではキムコ単体のブランドとしても、世界的に高い評価を得ています。

特に得意分野であるスクーターはヨーロッパにおいて、大きなシェアを獲得しています。
ドイツとスペインではトップシェアですし、イタリアでも3位のシェアを確保しているほどです。

その他にもATVやUTVは欧米で高く評価されています。
農業などの業務用のほかにもレジャーユースで使用する人は少なくありません。

キムコブランドのオートバイは2018年時点で104以上の国と地域で販売されています。
台湾だけでなく中国やベトナムにも自社工場を有していますし、技術協力工場になると東南アジアや南米にも広く展開しています。
このように今では、ワールドワイドに活躍するメーカーに成長しました。

キムコジャパンも設立

日本では2001年から輸入商社がキムコバイクを取り扱ってきました。
しかし2015年にキムコ100%出資の完全子会社である、キムコジャパンが設立されました。

今では日本各地に正規販売店を出店しています。
2018年の段階で90店舗程度を全国に展開しています。
しかしさらに出店数を増やす計画があり、最大200店舗を目標にしているそうです。

また純正パーツを取り扱っているショップは2018年時点で800店舗を数えます。
パーツがすぐに入手できるので、たとえ不具合が発生してもすぐに修理できます。
このようにキムコジャパンでは、ただのバイク販売だけでなく、アフターサービスも手厚いと評判です。

最新技術を積極的に導入

キムコの人気車種としてAK550というラグジュアリースクーターとRacing S 150というスポーツスクーターがツートップです。
しかもここに最近Noodoeと呼ばれるスマートメーターが新たに搭載されたことで、注目を集めています。

こちらは専用のアプリと連動することで、メーター部分にいろいろな情報を表示できるようになっています。
ナビはもちろんのこと、ピンポイントのリアルタイム天気予報などにも対応しています。
このように革新的な車種を次々と提供しているのが、キムコの強みです。

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