ドゥカティの歴史

イタリアの名家として知られたドゥカティ一家

イタリアのオートバイメーカーとして根強いファンがいる、ドゥカティ。
そんなドゥカティですが、名前の由来は創業者である、ドゥカティファミリーです。

ドゥカティは、アントニオ、ブルーノ、マルチェッロの三兄弟によって。電機機器関連製造工場として設立されました。
電子部品の大量生産や電気製品の製造などを中心に、数々の電気製品を取り扱いを行い、企業としての地位を確立していきます。

徐々に規模が拡大していき、1939年には蓄音機やラジオ、そして、自転車と、電化製品以外の商品にも規模が拡大。
様々なタイプの商品を幅広く製造販売する企業として、一目置かれる存在となりました。

このように順調に仕事が進んでいたドゥカティですが、第二次世界大戦時に状況が一変。
戦争によって大きな被害を受け、生産工場なども稼働が難しい事態へと陥ります。

その後、産業復興公社の支援を受けて、徐々に事業を回復させていくのですが、その際に、原動機付自転車に搭載するエンジンの生産を開始。
1947年には、エンジンの販売権を獲得して、様々な企業に販売を行っていき、25万台物販売実績をたたき出しました。

このエンジンこそが、現在のドゥカティバイクを作り出す、大元となったと言えるでしょう。

順調に成長をしたドゥカティはレース参加を決意

その後、ドゥカティは順調に企業回復を図り、1946年に自社バイクの生産を開始。
50CCバイクであるクッチョロの製造が行われ、クッチョロに続き、100CCエンジンバイクなどの製造販売も行われていきます。

そして1956年には、世界グランプリに参加。
そのレースを皮切りに、イモラ200マイルレースにてワンツーフィニッシュ、マン島TTレースでの優勝など、数々の記録を残していきました。

1988年のスーパーバイク選手権ではなんと、2006年までに年間チャンピオンを12人も輩出。
ホンダやヤマハなどの超有名メーカーに負けず劣らずの、最高品質提供メーカーとして、現在に至るまで、多くのライダーに愛されています。

フォルクスワーゲングループ傘下に

このように、順調に歴史を刻んできた、ドゥカティ。
現在では、ドゥカティはフォルクスワーゲングループの傘下として、バイクの製造販売に力を注いでいます。
買収をされた歴史もありますが、そんな歴史にもめげずに、現在に至るまで、数多くの高品質バイクを輩出しています。

ドゥカティというと、どうしてもレース用バイクに着目されがちですが、街乗りに向いているバイクも数多く販売されています。
スーパーバイクやモンスター、ディアベルやSTなど、様々な種類のオートバイが販売されていますので、自分にピッタリの商品がきっと見つかるでしょう。

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