アプリリアの歴史

元々は自転車メーカーだったアプリリア

高級レーシングバイクが有名な、アプリリア。
その高い品質から日本でも人気が高いメーカーとして知られており、全世界において、どのタイプのバイクも人気が出続けています。

知名度が高いのが、レース用のバイクですが、アプリリアは街乗りにピッタリな商品も数多く展開しています。
50CCのスクータータイプのバイクから、1000CCのパワフルなバイクまで、その種類を上げたらきりがありません。
いずれのタイプのバイクも、非常に高品質で、高性能として知られています。

アプリリアはもともと、イタリアのヴェネツィアの小さな自転車生産工場として営業をしていました。
ですが1960年代末、モーターバイクの製造を開始すると、みるみるうちに会社が急成長。
最初は50CCの小さなモトクロス用バイク製造販売をスタートすると、125CCへと事業が拡大。
瞬く間に、250CCのバイク製造販売にまで至ることとなりました。

数々のレースで記録

アプリリアは現在、非常に有名なレースバイクとして知られています。
その歴史は、今に始まったことではありません。

1977年、イタリアで行われたイタリア選手権においてアプリリアは、125CC部門と250CC部門において、タイトルを獲得。
その後、世界選手権レースでは三位を二回も獲得するなど、目覚ましい成績を残していきました。

そのレースを皮切りに、アプリリアの人気は不動のものとなります。
順調に製造販売数を伸ばしていき、人気バイクメーカーの仲間入りを果たすこととなりました。

ですが、1980年に訪れた、オートバイメーカー全体の不況が訪れます。
この時期はオートバイの売り上げが業界的に悪化の一途をたどり、業績が著しくへこんでいったのです。
そんなピンチを乗り切れたのが、アプリリアの技術力と言えるでしょう。

アプリリアはその当時主流となっていた125、250CCのバイクに限らずに、様々な排気量のバイクを製造販売。
最大で600CCのバイクまで、幅広く展開をしていくことを決めたのです。

こうしてピンチを無事に乗り切ったアプリリアは、その後も、エンデューロやトライアルなどを始めとした、数々の高品質バイクを生み出していきます。
現在に至るまで多くのファンがついている、不況を乗り切ったバイクメーカーと言えるでしょう。

現代でもレースで多くの活躍をするアプリリア

アプリリアの活躍が目覚ましいのは現在のレースでも同じことと言えるでしょう。

多くのライダーの間で語られるのはやはり、2010年のスーパーバイク選手権。
この年を境にアプリリアでは、RSV4を始めとした高品質商品によって、トップレベルの戦いが繰り広げられるようになりました。
今後も、数多くのアプリリア性バイクが、多くのレースで入賞を続けていくでしょう。

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