悪路を走行するからこそ必要です

オフロードバイクは林道のような悪路をあえて選んでグングン走行させたいと考える方が多いです。
オンロードバイクなら絶対に走行できないような道でも、オフロードバイクなら物ともせずに進むことができます。

そんな強さがあっても、必ずトラブルを起こさないとは限りません。
ひょっとしたらトラブルが発生し、なかなか解決できなくなる場合も考えられます。
もしも一人でツーリングに出かけた場合、人里離れたような場所でトラブルになり、携帯電話も繋がらないような場所では助けを求めるのも一苦労です。
トラブルが発生しても慌てることなく冷静に対応できるよう、備えあれば憂いなしという安心のオフロード装備を用意しておきましょう。

自分の身を守るために必要

オフロード装備の基本的な考え方としては、自分の体を確実に守るための装備だと捉えてください。
オフロードバイクは転倒をしても壊れにくいと言われていますが、これはあくまでもバイク本体のことです。

バイクそのものは壊れにくいという頑丈さがあっても、運転をしているライダーは生身の体です。
生身の体で転倒した場合、打ちどころが悪ければ大怪我を負うことになります。
できるだけ自分の体を傷つけることがないようにしっかりと装備ができるようにしたいものです。

まず大事なのがヘルメットで、頭部の外傷から身を守ることは必須です。
バイクに乗っていたライダーが事故を引き起こした場合、最も多くの人が怪我をするのは頭部です。
頭部に何らかの影響が出てしまうと、今後の生活にも大きな影響を与えることになるため、しっかりと頭部を守るヘルメットが必要になります。

できるだけ頭部を守るためにはフルフェイスタイプを選択することをおすすめします。
オンロードでも構いませんし、オフロード用のジェットタイプでもおすすめです。

足をしっかり守るためにはオフロード用のブーツを選択することをおすすめします。
特に初心者はしっかり保護するという意味でオフロード用をご用意ください。
悪路で転倒した場合にしっかり足を守るという意味で専用ブーツがあると安心です。

グローブやジャケットについてはオフロード専用ではなくても、通常のバイク用であれば問題ありません。
パンツについては、ブーツの中に裾を入れる形になっているのでしっかりと足を守ることができるためオフロード用が良いと言えます。
ブーツの外に出すタイプもありますが、裾がめくれ上がることがないように注意してください。

この他に転倒した際に身を守るガードとして、肘用のエルボーガード、膝を守るニーシンガード、背中や脊髄をしっかり守るバックガードやネックサポートなどを用意しておくことも強くおすすめします。
事故は絶対に起こらないとは言い切れないので、万全の準備を怠らないでください。