それぞれの特徴を見極めましょう

オフロードバイクはどれを選んでも一緒だと思っている方も多いですが、実は種類によって異なる特徴があります。
初めて購入するバイクはオフロードバイクにしようと考えている方、オンロードバイクからオフロードバイクへの買い替えを検討している方などは、ぜひオフロードバイクの種類の違いを覚えておくことをおすすめします。
オフロードバイクは大きく分けて3種類ありますのでそれぞれの違いをご紹介します。

モトクロッサー

モトクロスコースを走行する際に必要とされるスピード性能を重視したレーサータイプになります。
エンジンやサスペンションなどあらゆる部分で最高の性能を発揮しなければ、レースに勝利して最速という称号を得ることができません。
あくまでもレース向けとして専用コースで走行することを想定して開発されたものなので、一般の方が公道で走行することは不可能です。
モトクロッサーを運転する場合には専用コースにワゴン車などに積み込んで持ち込むことになります。

一般公道向けではないので、ウインカーやテールランプなどは存在していません。
こまめなメンテナンスを実施しなければいけないこと、維持管理費が高額になる可能性が高いことが特徴ともいえるので初心者向きのオフロードバイクではないと言えます。

エンデューロレーサー

エンデューロレーサーについてもレーサーという位置付けになりますが、モトクロッサーと異なりスプリントレース向けではありません。
あくまでもエンデューロレース向けに開発されたバイクなので、モトクロッサーよりも耐久性が高いものを目指して開発されるという特徴があります。
こちらも一般公道向けに開発されていないため、原則的には公道で走行できません。

ただし、一部の人はエンデューロレーサーのバイクを逆輸入する形で公道を走行させるために必要な保安部品を取り付けてから登録を済ませる形にしている場合もあります。
基本的には競技用として開発されているため、公道では扱いきれないとも言われています。

トレールバイク・デュアルパーパス

公道でも走行可能で一般向けのオフロードバイクと言われる車種はこのタイプになります。
耐久性に優れており、一般的な公道以外にも林道のような悪路でも難なく走行できる強さを兼ね備えています。
レーサーのように速さを追求したタイプではありませんが、過酷な環境下でも走行できるように開発されていることから、あらゆるシーンを選ばずにオフロードバイクを楽しみたいという方に支持されています。
このタイプであればバイクの免許を取り立てという初心者でも取り扱いが簡単なので、趣味や実用使いに幅広く活用することができます。