FMXの競技の内容
FMXとは、フリースタイルモトクロスのことです。
この競技は、舗装していないダートコースなどを、バイクで走る競争になります。
そのコースにあるのは、ジャンプ台です。
ライダーは、そのジャンプ台を走るときは、手を離してハンドルを握らずに走ることもあります。
また、バイクの上に立つなど、通常の走行ではできないパフォーマンスを繰り広げるのです。
そんなパフォーマンスはトリックといい、それがどんなにうまくできているのかも、競います。
トリックの華やかさに魅了される
上記でご紹介したトリックは、様々な技があります。
こういった競争のルールはわからないという人でも、派手なトリックをみるだけでも、たのしいものです。
日本であるのは、D1グランプリやMotoGP™日本グランプリなどです。
こういったグランプリは、だんだんモータースポーツイベントで有名になってきました。
このトリックの華やかさに魅了される人が増えてきたからです。
会場にあるのは、「カタバルト」という金属でできたジャンプ台です。
それを使って、多くのライダーが次々に、華やかなトリックを見せてくれます。
これから、具体的にトリックをご紹介しましょう。
片手を離すワンハンダー
ワンハンダーは、ハンドルバーから、片手を離して乗る技です。
因みに両手を離す技もあり、それはノンハンダーといいます。
そして、離陸する際に片手を離す技はワンハンダーテイクオフといい、手を離したままで地面につくとワンハンダーランダーといいます。
そして、両方の足を離してバイクに乗る技をノーフッターと呼んでいるのです。
ダブルシートグラブとスーパーマン
バイクのシートをつかむという技もあります。
それは、両手でつかむときはダブルシートグラブで、片手の場合はシートグラブです。
このように、バイクの中の何かをつかむことは、語尾にグラブをつけて呼ばれます。
フロントフェンダーをつかみ場合は、フェンダーグラブです。
その他に、ジャンプしながら、スーパーマンがマントを広げて、空中をとぶような恰好をする技がスーパーマンです。
こうしたダブルシーグラブとスーパーマンを、合わせたトリックもあります。
スーパーマンと逆のレイジーボーイ
レイジーボーイはスーパーマンとは逆で、あおむけのポーズです。
この場合、ハンドルバーには足のつま先をかけて、寝そべったような恰好になります。
「怠け者」という意味レイジーボーイは、木にぶら下がる「怠け者」というサルの仲間を意味しているのかもしれません。
いずれにしましても、ジャンプの最中につま先をハンドルバーにかけるなど、至難の技です。
このような一人ひとりのライダーの素晴らしい技量を感動しながら、見られるイベントなので、バイク好きな人は行ってみましょう。