長い歴史の「カワサキ KLX250」

kawasaki

長年のファンがたくさんいます

カワサキのオフロードバイクとして長年親しまれているのがKLX250です。
現在でも初心者からベテランまで幅広い年齢層のライダーに愛されている車種で、オフロードならではの楽しみ方が魅力的なバイクです。
初めて発表されたのは1979年のことで、当時はKX125の車体に4サイクルエンジンを搭載したエンデューロマシンとして登場しました。
この時は輸出車として発売されたもので、ライトやテールランプが存在していませんでした。

その後、リニューアルを経て改良が加えられましたが、1981年に生産中止になっています。
初登場からたったの3年間しか生産されないという結果に終わりましたが、10年以上の沈黙を経て1993年にコンペティションモデルのKLX250Rと公道用のKLX250SRが登場しました。
更に1994年にはKLX250ESが発売され、正立フォークや大型のヘッドライト、セルを装備したツーリングモデルとして注目されました。
1998年にはフルモデルチェンジでKLX250の一車種に統一されて、何度かマイナーチェンジやフルモデルチェンジを経て、2015年モデルではカラーとグラフィックが変更されています。

参考:KLX250

現行モデルの特長

カワサキKLX250は長い歴史の中で進化を遂げていますが、現行モデルの特長として注目したいのが微粒化インジェクターを採用していることです。
中回転域から満足できるスロットルレスポンスを得ることができるため、多くのライダーから好評を得ています。
また、フューエル・インジェクションを採用したことによって排ガスをキレイにすること、始動性が良くなったことが大きなメリットになっています。
大容量のラジエターを採用したことで冷却効果がアップしたこと、省スペース化と軽量化にも成功しています。

サスペンションのストロークについてはオンロードとオフロードのどちらでも高い走行性能を維持できるようになっています。
どんな道路を走行していたとしてもストレスを感じることなくスムーズな走行が実現します。
また、前後のピッチングを低減できたことで、ストレートの安定性を図ることとコーナリング時のグリップ感がアップしたというメリットもあります。

ブレーキシステムにはペダルディスクを採用しており、操作性が良くなるように設計しています。
ライディングポジションを自由にできるようにシートをスリムな形状にしています。
また、ハンドルバーの位置もリラックスしたポジションニングになるように設定したことで、快適でコントロールしやすい形状になっています。

現行モデルではライムグリーンとブライトホワイトの2色展開になっています。
どちらも好みがありますが、グリーンはオーソドックスな王道のオフロードバイクという印象を受けて、ホワイトはシンプルでスタイリッシュな印象を受けるという違いがあります。

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