公道も走れる競技用モデルBETA「RR2T250」

RR2T250とはどんなバイク?

RR2T250とはベータから発売されたバイクです。
エンジンの排気量は249ccで水冷2ストローク単気筒エンジンを採用しています。
全長×全幅×全高は2171×807×1270mmです。
ホイールベースは1482mmです。

1名乗りのバイクで、乾燥時の重量は104kgと軽量です。
ベータはもともとトライアルマシンメーカーということもあって、スリムなフォルムであるのがバイクの特徴です。
公動走行も可能ではありますが、基本的には競技に特化したモデルです。

エンジンパフォーマンスがアップ

RR2T250は何度かモデルチェンジしていますが、そのたびに進化しています。
例えば2014年式のモデルを見てみると、先代から排気バルブの見直しが図られました。
その結果、低回転域の厚みが従来よりもアップしました。
中低速から十分な加速力を持ち、より早くトップスピードに持っていけるようになりました。

燃料タンクは9.5リットルあります。
初代と比較して、容量がアップしました。
このため、給油なしでより長距離連続ドライブが可能になりました。

フロントフォークは倒立式のものを採用しました。
構造面の見直しがなされ、フリクションロスが従来よりも大幅に軽減されました。
その結果、オフロードに対するアジャスト能力もアップしています。

扱いやすいエンジン特性

RR2T250を見てみると、エンジンパワーもそれほど突出しているわけではありません。
このため加速するときにエンジンが暴れるような心配もなく、バイクの経験があまり豊富でない人でも扱いやすい仕様に仕上がっています。

しかもRR2T250は操縦性が非常に素直です。
思っているポジションにバイクを持っていけるので、走行しているときにストレスを感じることも少ないです。
パワーやトルクはRR2T300と比較して、やや物足りなさを感じるかもしれません。
しかしマイルドな2ストロークバイクを探しているのであれば、十分満足感があるでしょう。
セルスタートやオイルインジェクションも完備されているのも、扱いやすい理由です。

エンジンにはバランサーシャフトを追加しました。
その結果、バイブレーションが軽減され、全回転域でまんべんなく出力向上に成功しました。
トルクにも厚みを持たせる結果になりました。

新設計のフレーム

スイングアームピポット部に精密鋳造を採用しているのも大きなポイントです。
これで軽量化に成功しました。
しかも信頼性を損なうこともなく、安定した走行が期待できます。

エアボックスはプラスチックの一体形状になりました。
強度アップして、オフロードでも多少の衝撃では壊れない耐性を持ちます。

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