走行性能を維持するドライブチェーンの清掃と注油方法

走りが激変?チェーンメンテの重要性と道具

オフロード走行を楽しんだ後、チェーンが泥だらけのまま放置していませんか?「疲れたからまた今度」なんて思っていると、愛車の寿命を一気に縮めてしまいます。

チェーンはエンジンの動力を後輪に伝える重要なパーツ。ここに砂や泥が噛み込んでいると、フリクションロスでパワーダウンするだけでなく、チェーンやスプロケットが削れて摩耗が早まります。燃費も悪化しますし、何より気持ちよく走れません。

メンテナンスに必要な道具は、チェーンクリーナー、チェーンルブ、ブラシ、ウエスの4点です。ここで注意したいのが、クリーナー選び。最近のバイクはシールチェーンが主流なので、必ず「シールチェーン対応」のものを選んでください。安いパーツクリーナーを使ってしまうと、大切なゴムシールを傷めてしまうのでNGです。

汚れを落として潤滑させる正しい手順

道具が揃ったら作業開始です。センタースタンドやメンテナンススタンドで後輪を浮かせ、タイヤを手で回しながらクリーナーを吹きかけます。頑固な油汚れや泥はブラシで浮かせますが、ゴシゴシやりすぎてシールを傷つけないよう注意してください。

汚れが落ちたらウエスで拭き取り、完全に乾燥させます。水分が残っているとルブが定着しませんから、この工程は丁寧に行いましょう。注油のポイントは、チェーンの「内側」と「プレートの隙間」を狙うこと。外側に吹いても遠心力で飛び散るだけで意味がありません。一周注油したら、余分なオイルはしっかり拭き取ってください。

ベタベタのままだと新たな砂埃を呼んで、まるで研磨剤のようになってしまいます。表面はサラッと、内部はしっかりと潤すのがコツです。

トラブルを防ぐチェーンの張り調整

清掃と注油が終わったら、最後に確認してほしいのが「チェーンの張り具合」です。いわゆる「遊び」の調整ですね。特にオフロードバイクはサスペンションのストローク量が大きいため、オンロードバイクよりも遊びを多めに取る必要があります。

サスが沈み込んだ時にチェーンがパンパンに張ってしまうと、動きを妨げるだけでなく、最悪の場合はチェーンが切れてしまうリスクもあるんです。スイングアームなどに記載されている規定値を確認し、指でチェーンを上下に動かして適正範囲内かチェックしてください。

もし調整が必要なら、アクスルナットを緩めてアジャスターで調整しますが、左右の目盛りを合わせるのを忘れずに。張りすぎず緩すぎず、この絶妙なバランスが安全な走りを支えているのです。