KLX230は生産終了したが…
カワサキのKLX230というと、空冷単気筒の232ccエンジンが搭載されているオフロードモデルです。
KLX150というインドネシアの人気モデルの上位機種として、日本国内では2019年に発売されました。
エンジンは完全新モデルで、グローバル展開も視野に入れて開発されたといわれています。
同じヤマハのモデルの中では、セロー250に近い車種といわれています。
実用性もあって、オフロード初心者にとって入りやすいバイクといわれていましたが、シート高が少しネックだったといわれていました。
855mmとセローと比較すると55mも高い設計で、初心者が乗りこなすのには少しバランス面でネックに感じる人も多かったかもしれません。
このKLX230ですが、2024年2月時点ではラインナップから姿を消しており、これは2022年10月の排ガス規制の影響だといわれています。
しかしここにきて、にわかに注目を集めています。
それはジャパンモビリティショーが関係しており、この中で新しいKLX230のモデルが展示されたことで国内の販売再開は決定的であると、メディアも取り上げていました。
KLX230の新モデルの仕様は?
新型KLX230は、ファンであれば一目見ただけでもだいぶ変わってきているとわかるでしょう。
というのも、表情に大きな変化が見られるからで、とくにヘッドライトが従来モデルと比較して大きく変化しました。
LEDライトを導入することで、今までよりもだいぶコンパクトになったからです。
セロー250はヘッドライトに新しいレギュレーションに対応できずに生産終了したいきさつがあるので、この部分を踏まえたモデルチェンジなのかもしれません。
また、令和2年の排ガス規制に対応しなければ国内での取り扱いは不可能ですが、こちらのレギュレーションにもきっと対応してきているのでしょう。
基準をクリアするためには、エンジンスペックにも大幅な変更が考えられます。
ただし、そもそも高回転高出力型エンジンが搭載されるクラスではないので、エンジンパワーにあまり大きな変化は感じられないでしょう。
KLX230の販売開始はずばりいつ?
2023年のジャパンモビリティショーで展示されたということは、その翌年の市場投入を視野に入れている可能性が高いでしょう。
では2024年の中でいつ発売されるのかというと、バイクのメディアをいろいろと当たってみると有力視されているのが、2024年春以降の発売です。
いわゆる「トレール車」といわれるようなクラスのオフロードバイクのラインナップは、かなり限定されています。
2024年2月時点ではホンダのCRF250Lくらいしか国産車では選択肢のない状況ですので、KLX230が加われば、このクラスのバイクも再び活性化されるかもしれません。