ヤマハセロー250やTW200が販売される北米

ヤマハのオフロードバイクの中には北米で販売されているものも

ヤマハのバイクの中には、日本で取り扱っていないモデルもいろいろとあります。
たとえばXT250やTW200は北米では販売されていますが、日本では2024年現在取り扱いはありません。
XT250は日本人の間ではあまり聞きなれない名前かもしれませんが、日本でかつて販売されていたセロー250とほぼ一緒のモデルと思っていいでしょう。

いずれも、現在日本では販売されていません。
カスタム人気に陰りが見え始めていたのと、2008年に施行された排出ガス規制への適合などが主な理由としてあったといわれています。

北米版の2024年型モデルのXT250はヘッドライトとウインカーに目が行くでしょう。
いずれも大型のものが用いられているので、フロントにインパクトがあります。
またテール周りのデザインを見ると、バルブ式テールランプが採用されていたころのセロー250にそっくりです。

一方、TW200は2024年に新しいカラーを導入しました。
これは2021年以来のことで、TW200は日本国内のそれとは異なる特徴を有しています。
ヘッドライトは角型ですし、ブレーキにはフロントディスクを採用しているので日本仕様とは大きく異なるポイントです。

XT250とXW200のスペックについて紹介

2024年で最新型モデルのものですが、まずXTに関しては空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブエンジンが搭載されています。
排気量は249ccで、重量は132kgとなっています。
一方、TW200の北米バージョンについて見ていくと、空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブエンジンが搭載されています。
排気量は196ccで車両重量は126kgで、いずれのバイクもちょうどライダーが取り扱いやすい内容に仕上がっているのが魅力です。

いずれも日本国内では生産終了してしまいましたが、いまだに根強い人気を誇る車種です。
セロー250は1985年に初代モデルが発売されてから35年間のロングセラーを記録しました。
2輪2速のマウンテントレール・コンセプトが特徴的で、初心者から上級者まで乗りやすいバイクだったので、いまだに復活希望の声はしばしば見られます。
人気そのものがなくなったわけではなく、各種規制に合わせるのが難しくなって生産終了してしまいました。

TW250も、「ティーダバー」という言葉が流行語になったように、カスタムバイクとして非常に高い人気を博しました。
カスタム自体は人気に陰りが見られるものの、やはりこちらも復活してほしいという声は日本国内でもしばしば耳にします。
北米仕様だけでなく、国内オリジナルの復活が求められるところです。